そもそもなぜオーバーホール、メンテナンスしなければならなかったのか

手に渡った人と使い勝手と走行距離、全てにおいて不明瞭。そして、手元に来たときは回すとゴリゴリしてすぐに回転が止まってしまうゴミレベル状態。我慢して乗るも、ROVAL CLXで体感できる漕ぐのをやめたとき何となく押してくれるあの感覚。中速から再加速時の押してくれる感覚と伸び感・・・あれが全く無い。あれを体感できればROVALとして認められるのである。過去記事をなぞった経緯をたどって現在に至る。

ROVAL CLXホイールベアリングメンテナンスやオーバーホールを自宅でやってみよう。ROVAL CLXのアルミ製の軸パーツ
 清掃してそのまま戻すか、ベアリングを打ち替えるか
まず、掃除をしてみたらCeramic Speed 6182という刻印は確認できた。刻印が弱々しく本当に精密機器メーカーなのか若干不安になるね。
日本製のベアリングはやはり良いのかな
こちらは軸に当て込んだTNI製セラミックベアリング。数ミリの幅に力強い丸文字フォントでくっきりとCERAMICと刻印されている。使ってみよう。

圧入するも特殊規格でどうにもなら、、最後は・・・?そして気づいたことは・・・

ROVAL CLX 64フロントホイールのオーバーホール、ベアリング交換でTNI製のセラミックベアリングを試してみる
TNI製を選択。
ROVAL CLX 64フロントホイールのオーバーホール、ベアリング交換@内部清掃
内部清掃
ハブ内のベアリング接地面にグリスアップ。動画だと青いグリス使ってたけどデュラグリス(スペシャルグリス)で十分じゃないのかな、お試し。
軸側にもきっちりグリスを塗りたくって。
圧入していってるんだけど、特殊な規格なのかすんなりいかない。。。
取り付けたのに閉まらない、再度締めたら、。こんどは締めすぎて全くベアリングと軸が回らない問題に遭遇。
ちょうどよい場所が決まってないか、遊びがあるのではないかと仮定する。
ベアリングを介して圧入しなおして見たけど、これは無駄でした。
あまり入れすぎないで、程よいとこで止めた(超適当)

最後に起こった奇跡

ピッタリはいったんだけど、フロントフォークに取り付けてクイックリリースを締めると「パキン!」「パキン!」と
音がなり圧入っぽいことが起こったのかスルスルホイールが回りだした。最初から知っていれば頑張らなくて済んだね。

まとめ、気づいたこと

最初に入っていたセラミックスピードのセラミックベアリングについて

外してみるとスムーズに回転していたので、多分、いつしかの持ち主が、圧入の際に締めすぎてゴリゴリになってしまっていたんだろうと思った。
今後、戻してみたらスムーズに廻るんだろう。ということで、外したベアリングは開封と状態確認はしないで保存することに。

また、コーテッドだとも言われたので高耐久と高価格が回転に多少の鈍さを与えている可能性もある、ここはあくまで可能性。

TNI製セラミックベアリングについて

昔、スピードプレイ(SPEED PLAY)のベアリング交換の動画(前篇後編)やブログ記事を書いたとき(ブログすっとんだのでないですが)海外製のベアリングと日本製のベアリングを比較したことがあって、グッダグダのクソベアリング入れやがってと、その時を境に海外製のベアリングを一切信用しなくなった。

で、オーバーホール時にTNI製に入れ替えて走ってみたところ「異様に転がる」、漕いでないのに前に出ていく感じ。前輪を持ち上げて良く回るってのは性能比較として無意味。
走って、漕いで、漕ぐのをやめてどうなのか?加速していき、漕ぐのをやめたとき止まろうとする力よりも前に押し出されていく感じを体験した。これだ、これが欲しかった性能だ。
あえて自転車屋がよくやってる最初に分解して脱脂を行い別のグリス打ち込んじゃうマウント系?やらないです、デフォルトのベアリング性能を感じるには品質テストをくぐり抜けてきた状態が良いに決まってる。もっと云えば、単価が安く左右買っても5,000円〜6,000円くらいで手に入り、調子が悪くなったら買い替えて打ち替えるスタイルで良いのではと思った。あまり自転車に乗る機会が減って月に1,000kmだの乗っていた頃とは今は違い、カジュアルなライドをすることが多いので調子の悪さに出くわすことも少ない。

リアもTNI製に打ち替える可能性が高まる

次回、ROVAL CLX 64のリアハブ周りをオーバーホールしていく。スターラチェット外し工具がまだ届いていないのである、すごく硬そう。フリーホイールを先に手を付けて記事にするかもしれない。

つづく・・・