2008年
「石橋(ブリジストン)は持つ(耐久性)けど負けねぇ(価格)からなぁ」
千住TOPOSの自転車売場で働く江戸っ子気質のおやっさんと話し込んでいる途中で言い放たれた名言である。
確かに、8,000円台で買った中華ノーブランドママチャリも、ネットショッピングで買った15,000円の折りたたみ自転車も持って2〜3年・・・ひどいと1年で壊れてしまう。
通学用に買わされるクソ高いチャリは10年経ってもガタは来ないし壊れない。
超円高で何もかもがクソ安かった時代だが、TOPOSのおやっさんもよっぽど石橋に文句が言いたいのか愚痴を放っているのが面白かったので、目的のものではなかったが「BRIDGESTONE VEGAS 26」を注文した。
確か店頭在庫の吊るしは内装3段+勝手にライトみたいなのが付いてるモデルで「荒川の坂や武蔵野台地の縁に負けない、トレーニングにならんようなイージーモードはいらんッ」と言って別注した記憶がある。
BRIDGESTONE VEGAS 26 – ブリジストン ベガス 26 –
カラーリングや見た目のデザイン性が高いが、それでいて乗りやすい。
後に発売した小径タイプは現在も健在でベガスロングセラーな自転車である。
ここ数年のロードバイクのステム先にサイコン、その下にフロントライトをぶら下げるスッキリスタイルに似た形状をしていた。ハードモードを選択したライトはダイナモ式。
ブリジストンのママチャリを12年現役で使っている親類がいたこともあり、10年を目標に運用しはじめた。
2024年
ここ数年、ベガスは錆取りをこまめにしたり、細々パーツは変えていたものの、追いつかないくらいベガスの劣化というか風化が進んでいた。
パット見だと全然行けそうに見える・・・しかし・・・
ハンドルやカゴ、細々した部品にディストピア感が溢れ出した。
自転車を盗まず、鍵を壊して鍵だけ盗んで行くやつもいた。(フロントに別の鍵をしていた、そちらは壊せなかったようだ)壊した鍵使い所無いだろ・・・
スポークが「ばい〜〜〜ん!!」て言って折れたのがトドメか。
16年で引退
また交換かとネットで交換部品の見積りを出すと「交換する部品の総額」と「新車価格」がトントンくらいになっていた。
昨年はAmazonで1,500円〜2,000円のサドルを買って交換したが・・・
1年経たずして、リベットが錆びて朽ち果ててしまい合皮が浮いてズレるようになってしまっていた。。。
10年目標だった通勤用自転車が16年。ダイナモやスチール製のフレーム、シングルギアでパンチの効いた乗り物だった。
再度ベガスを買おうとしたら、家族にスチールはやめてくれと言われたので、メンテは要るが高耐久高寿命のブリジストンのアルミを買って次の10年闘っていく。シティーサイクル、ロードバイクもどきや、GIANTのクロスバイクと同じくらいすんのな。