雷´∀`) ロードバイク歴11年目、セルフメンテナンス派なのでロードバイクのメンテナンスは自分で行うセルフメンテナンスベースで話が進みます。

はじめに感じたメリットとデメリットメリデメ書いてから、続編ではセルフメンテ派に至った経緯的な雑考をたらたら書いていきます。

セルフメンテ歴5年目

マイショップロスにより、2018年にワイヤー系とチェーン系のメンテナンス工具を購入
2018年8月16日-17日、Di2コンポ買って余ってるフレームで1から組み上げにトライ
2020年10月18日、プーラー等の工具を購入しホイールの振れ取り、ベアリングのメンテナンスにトライ
2022年3月、難攻不落とされるVENGE VIASのブレーキワイヤールーティングに挑戦

2016年当時に組んだメカニックがヘボだったために慢性的なブレーキの引きが重い問題があり、ほぼお飾り状態だったVENGE VIAS。2019年から何度かSHIMANOのポリマーコーティングのワイヤーだけ交換したけど改善せず、ルーティングや素材を1から見直して劇的に改善できました。

やっと乗ってて楽しいバイクに仕上がりました、何年かかっとるんだ。。

フロントブレーキは1度抜いたら癖がついて二度と同じワイヤーは通せない、多分リアも駄目

フル内装のロードバイクをメンテして気づいたことはメンテ性がクソ悪い、ステム長1つ変えようものならブレーキケーブルが再利用できなくて都度5000円近く飛んでいく。

クリス・ユーと肩組んで5分ですよって言われたら買っちゃうよね・・・

ちなみに、このローンチでお披露目になったS-WORKS VENGE VIASは全く乗れない、跨ぐことすら許されない試作品でした。メンテナンスが特殊過ぎてディーラーを集めて別空間で説明するすごい内容でした。めんどくせぇとか組めるのかよコレって声が聞こえたような聞こえなかったような。。。

ブレーキケーブルが再利用できないくらいルーティングがきつく、無理な取り回しをしてたら今考えればそりゃあディスク化するよね、って読みづらい時代でした。

翌年にディスクモデルが出ていますが、試乗会で出てたVENGE VIASディスクはフロントフォークやらフレームの色んな所にホースを通す穴が空いてて思わず写真を撮りまくって・・・迷走感が漂っていたのを覚えています。

キッテルが外にワイヤーが出ているVIAS乗ってたりメカニック激おこレベルのメンテ性に対応スべくかスべからずか穴だらけ。。

ルーベでテストはして売ってたけどクイックリリースでディスクローターも小さく構造上スポークに負担が掛かりスポークがよく折れる仕様でした。

話が逸れてきたので戻しましょう。

セルフメンテのメリット・デメリット

超メリット

  • 完成車ベースで商品を探さなくなり価値を見いださなくなる
  • 中古品の目利きが効くようになる
  • しょっちゅう機材、セッティング変更できる
  • 身体の一部と化してマシンの不調に敏感になる

新作の完成車の見た目とか付属パーツを見ても感動が薄くなり、中古でいんじゃねみたいな感じになってきました。ガチ勢の使い込まれた出涸らし感溢れる機材に対する目利きが効くようにも。以前はうまくカモフラージュされて届いてびっくりしたものでも見分けが付くようになりました。

夏・冬で露骨に身体の伸び縮が発生することを認識してるので、春夏秋冬の季節ごとにサドル高、ステム長、ヘッド高の調整、更にホイールも用途でしょっちゅう変えているため自ずと簡単なセルフメンテナンスはデビュー時からやっていました。

なんとなく自転車の調子が悪くて店に持ち込んであーでもないこーでもないと休日、時間、貴重な暇を使い込んで解決するのかしないのかの無駄をオミットできます。微妙な不調もセルフメンテ故のアレかもコレかもがパッと思い浮かんで行動に移せますな。

メリット

  • 工賃が掛からない
  • 自分のフィーリングを見つけたときの感動
  • ショップへの気遣い、義理だのお付き合い購入がなくなる
  • マイショップロスの不安がなくなる

「工賃が掛からない」≠「工具が高い」はまさにトレードオフ問題。
大体の場合、1回〜n回分の工賃が工具と同額等に相当し長い目で見ればセルフメンテがお得ですな。

フィーリングは「STIレバーの角度」「ドロップハンドルの角度」「ブレーキの引き、軽さ」「紐式ならシフトの軽さ」等々、微妙なタッチ感覚は千差万別でショップ任せだと突き詰めてコミュニケーションを続ければ成り立つかもしれませんが意外と適当だと思ってて人が合わせに行って(小さな妥協、納得)ますね。

そのためのお店でお金を使ったり、変えなくていい部品を変えたりするコスト、ショップに出向くコストが出てきます。そのショップもスタッフも恒久的に存在しているのであれば問題ないけど、過去にマイショップロスを経験していると再度ショップやメカニックと関係性を築くのは多大な時間やお金を必要とすることになり個人的には厳しいなと感じます。

デメリット

  • 時間をかなり持っていかれる、とにかく時間を持っていかれる
  • 工具が高い(ショップの工賃と比較し相殺とするか)
  • トライ&エラーを繰り返す
  • 整備不良、セッティングミスや事故は当然ながら自己責任

一番のデメリットは「時間」です。

メンテナンスを趣味として位置づける必要があり多くの時間を確保して費やさないと行けません。
忙しい合間に短時間で中途半端に整備しようものなら、焦り・ミスや抜けが出て危険です。
新しいパーツを試すのに急いで乗りたいから短納期で仕上げてグダグダで組み上がらなかったり、乗ってもすぐ戻って再整備に陥る経験を何度もしています。

工具に関しては、ロードバイクはじめたときに最初のメンテ道具を2万円くらいするシマノプロの工具フルセットを買っておけばよかったと後悔しています。

個別に買っていったらあっという間に3万、4万に到達していました。。今となっては10万くらい使ってるのではないでしょうか?その工具のほとんどはシマノプロのセットに入っているものでした。。

信頼に値する整備士が自分になるわけだから行動全てが自己責任です。
誰のせいにも出来ません、とりあえずブレーキとステム、ハンドルの固定は確実にやっておけば死ぬことはないと思います。

ステムのヘッド側が締まってなくて乗った瞬間ハンドル切ってもタイヤがまっすぐのままでハンドルだけ動いて落車したり、前ブレーキのワイヤー固定が突然抜けて止まらず垣根に突っ込んだり悲しい経験をしたことがあります。。

まとめ

テレワークという通勤往復で要する人生の4時間を充てれたというのも多いかもしれません。
とにかく「時間を持っていかれる」「メンテという趣味に足を突っ込む」ことになります。

チェーン洗浄、オイル差し、ステム交換、サドル交換、バーテープ交換からはじめて徐々にやってきてますが2018年から取り組んだことはハードルが高いイメージを植え付けられていたもので、知見の少ないメカニックの作業を見たり、壊れるリスクがあるからやらないほうがいいでっせと言われたりして、長年避けて逃げてきたことでもあります。

わかりやすいメンテ関連動画配信のおかげで飛び込むハードルも下がってますので、やってみると視界がバーっと開けてきます。

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自転車,

Last Update: 2024-03-01