前々回の記事で、サイコンが示していたナビについて
左折が「浦安駅前交差点」だったのか「浦安橋(自転車走行禁止)手前の迂回路」だったのかは不明です。
と書いた。
とても気になっていた。
ニュース映像の最後の数秒間流れ続けたこの画、何かメッセージ性を感じる。
普通であれば、自転車が目に見えて壊れた部分、他のニュースだとチェーンの外れたディレイラーやギヤを映していて「あ〜自転車が〜」って印象付く、なぜサイコン、ベル、トップチューブバッグを映したのか・・・。
GARMINに入れるコースデータやナビについて
事故に遭われて亡くなられた方が、ブルベのコース図について、
- 他人や自身が独自に作ったコースマップデータを入れていたのか?
- ブルベ運営側が公示したコースマップデータを入れていたのか?
ブルベを走るにあたって、運営側が出すコースデータは使いづらいところがある。
そもそも、参考にしながらキューシートに従い走るものである。
使いづらいというのは、PCと呼ばれるチェックポイントをうっかりして見逃して通過してしまうことがある。
それを防ぐためにやることは、各PC毎に独自か他人がコースを切ったGPSデータを採用し、そこをゴールとして走っていく。
自身も過去に何度かPCをスルーして数キロオーバーランしてしまい戻るわ、距離狂うわで散々な経験をして、上記のような対応をしている。
この、他人にしても、自身がコースデータを作るにしてもキューシートを元に正確に作ったデータを見たことがない。
ざっくり車が走るルートを引くのだ、サクッと作れるし大体の道のりは合っているから。
GARMINのナビには何が映っていたのか
拡大しまくって見えてくるのは「県道6」「左折の←向きの矢印」。
これは、GARMINのナビゲーションが次の転換点案内を示している状態である。
ブルベ運営側のコース図拡大だとよく見えなかったのだが・・・・
都道を調べまくって出てこなくて困惑してたが、ここは千葉県だった・・・・・・・・
「千葉県道6号市川浦安線」である。
GARMINのナビ表示は「県道6を左折」。
ということは・・・
GARMINは、浦安橋(自転車走行禁止)手前の迂回路は、まっすぐ自動車が通るルートを表示していたことになる。
GARMINのナビはGPS制度がおぞましく、ちょっとルートを逸れただけでも警告を示してくる。
歩道を迂回する道中もナビの対象になっているはず、ブルベ運営側の示すルートを入れていれば。
左の四角が事故現場、右の四角が県道6号線へ方向転換する地点。
いくつも左折するポイントが多いことも読み取れるが「県道6」は、もちろん1つしかない。
SNSで参加者や参加者周辺のサイクリスト投稿も含めて、ブルベに参加していたことは間違いないだろう。
何度もいうけど、ブルベにも運営側にも責任はない。全て自己責任。
トラックの運転手がかわいそうだ。
これまでの記事を総じてまとめると・・・
まとめ
- 事故に遭われて亡くなられた、この方は
- 「2024 BRM316東京300霞ヶ浦一周」に参加し
- 事故直前付近では5人で走行し、最後尾を走っていた
- 運営側が示すルートを入れておらず、自身で作成したルートか野良のルートデータでナビをさせ
- 運営側が懸念する危険地帯の迂回指示を無視して進み
- 車間を詰めたトレイン走行やドラフティング走行を行うか
- 車間距離を詰めてかなりのスピードを出した状態で
- 葛西橋を下りきったところで前方自転車に接触か接触しかけて
- バランスを崩し4車線道路の車道側に逸れて対向車線側で落車
- 対向車線から向かってきたトラックに轢かれた
3投稿のオチとしては「車間距離を開けているだけで防げた事故である」という処だろうか。
興味深く読みました。年中通りかかる地元民としては、葛西橋の歩道を走れという指示は有り得ないなと言う感じ。道は狭いですが普通に車道を走る方が間違いなく安全で指示が不合理。その先の妙見島はこんな所を走らすなと言う感じです。車道走行禁止の橋を歩道に迂回と言うルートがそもそも合理的で無い。霞ヶ浦に行くなら、葛西橋を降りたすぐ先の交差点で北上が妥当。
何れにしても、ここは左車線からの合流が気になるため、前後左右の目視確認が必要で、前車を見れない瞬間のリスクを避けるためには車間距離の保持が必須だと言うのは間違いありません。
墨東五区荒川下流民にとって葛西橋は生活の要です。ニュース映像でも現場検証中、車道を降りてくる自転車がありました。葛西橋の歩道は狭いしそもそも歩道だし利便性も悪い、地元の方は普通に車道を走っているし、葛西橋通りを日常使うドライバーなら道路が狭くとも邪魔だとは思いません。危険を予測して安全に避けて通過する、ドライバーの基本です。道路事情や生活事情を知らない、たまにしか通らないホリデードライバーや歩きでもなんでも通過した経験のない方々がガタガタ叫びがち。おっしゃる通り、車道を通る方が安全だと思っています。
ブルベのルート作りは経験ありませんが、ブルベに近い別イベントでコース作りに参加したことがありますが条件や規制が多く苦労したことがあります。通らなくてはならない事情があるかもですが、霞ヶ浦に向かうための橋や道路は他に選択肢があるのも事実です。
葛西橋終わりの合流地点。個人的にも慣れた道ではありますが、改めてストリートビューで見ると注意する所や判断迷う所が一気に出てくると感じました。坂の下り前から何回か後方確認し後続車の有無や近づいてくる速度を認識するなど、危険予測を無意識にやっていることも思い返し、おっしゃる通り前後左右見るべき所が多く、難しいポイントだと再認識しました。