SHIMANO Di2システムのスイッチパーツを探す

まず、あのスイッチの名前が分からない。

調べると「タクトスイッチ」「タクティカルスイッチ」と呼ばれるらしい。

次に、サイズとメーカーが不明。

スイッチの外周は約12mm×12mm、似たような商品をAmazonで探す。

要件の確認

  • 上ハン用のボタンの高さが低いタクトスイッチを2個
  • 下ハン用のボタンの高さが少しあるタクトスイッチを2個
  • Di2 9200シリーズの電線EW-SD300

スイッチパーツの確定

ズブシロの作品はスイッチ部分の高さがありすぎて使いづらかった。

上ハンに付けるにもちょっとケーブルが長い。

440mmのハンドルを付けているのに長い、余った部分はヘアピンカーブを駆使してもバーテープが盛り上がってイマイチ。

Amazonから届いたようだお。だおっ。

プッシュボタン モーメンタリ 12x12x5mm 

uxcell タクトスイッチ DIP 4ピン プッシュボタン モーメンタリ 12x12x5mm 50個セット

50個もいらないけどAmazonプライム商品、コストバランスを鑑みてコレになりました。

あとから気づいたことは、

スイッチの押し心地と「カチッ」というプッシュ音に個体差があり、同じ音程の「カチッ!」って音をペアで見つける用に数があってよかったです。

マイクロタクトスイッチ 押しボタンスイッチ 12x12x8mm

uxcell マイクロタクトスイッチ 押しボタンスイッチ パネルミニ 12x12x8mm DIP ブラックグレー 10個入り

8mm高にしたのは、バーテープの厚みからほんのり出てるようにするのが目的。

ボタンの高さがあるものは、ジョイスティックのように傾けてボタンが押せる感じになっている。

安物だからか「ある方角がふにゃってなって心地よくない個体」があるのが気になった。

熱収縮チューブ

熱収縮チューブ 絶縁チューブ 防水 高難燃性 収縮 チューブ ブラック Φ1mm~14mm (350ピースセット・収納ケース付き)

こんな大層なケースなんて付いてこない。色々なサイズが適当に網羅されているので使いやすい、死ぬまで使い切れない気もするけど守備範囲が広いのが好印象。

EW-SD300

SHIMANO(シマノ)EW-SD300 エレクトリックワイヤー

貧乏性でくっそ長い1600mmを買ってしまうわけだけど、実際はなんでも良いと思う。

進化して細くなったと言っても、結構太い。

スイッチを2股、3股で分岐するとケーブルだらけで頭悪そうだなと

この後出てくる製作途中で、あるアイデアを思いつくわけです。

スコッチ 電気絶縁用ビニルテープ

3M スコッチ 電気絶縁用ビニルテープ 117 黒 19mm×20m 117 BLA 20 (10)

ピックアップ

個体差が激しい8mmの方が数が少ないのが悲しい

ペアを確定。

電線を接続する方角が2セット用意されていて、反応が微妙な方を電線を繋げるようなチョイスにした。

8mmボタンは下ハン用なので電線を上方向に向ける、

変速時に指を下から上に突き上げることはない。必ず指は上から下に下げるか、グリップを握っていて手のひらのどこかに力を入れてスイッチを押すのが普段の癖である。

熱収縮チューブもスタンバイ

自作のDi2スイッチを作っていく

ズブシロ作品の扱い

これは大層な作品なんだろうと思いこんでいたので保管するつもりだったが、

分解してみたらクソレベル。

別途ED-SD300を買ってしまったが、ズブシロ作品のケーブルを流用することにした。(3000円のケーブルが無駄になってもうた・・・)

超高級精密ハンダコテを使ったら全然組み上がらない・・・

iPhoneの基板をハンダで直してたとは思えないレベルの酷さ・・・

ボタンの端子側を微妙にヤスリ掛けたりして万全なのに、

あまりにもくっつかない。。。。1時間やっても1本も完成しない・・・

安物引っ張り出してきたら秒で付くというね・・・

毛細血管式を思いつく

2014年のSHIMANO Di2 9070シリーズを使ってて思ったのは「ケーブルが1度も劣化もしなければ死なない」ところ。曲げグセが付いて大変なことにはなるけど、ホビーユースレベルでは傷すら付かない。

もっとケーブルを細くできればバーテープ握ったときにケーブルが走ってることを認識できないレベルになるのではないか?

と思った。

毛細血管式Di2ケーブルはUSBケーブル(LANケーブル)を使え!

おし、強度としなやかさはお墨付きだ

不要なLANケーブルがあればLANケーブルでやってた気がする。フラットとかでやったら面白そう。

家に無限大に存在する歴代のUSBケーブルを取り出しては分解する。

分解後のカス、Di2ケーブルは設置位置を予め図っておいてマスキングテープで目印を付けておいた

完成間近?

キレイにハンダを付ける気力はもうない。。

テストケースなのと濡らしたりするテストも兼ねるので、どれくらい雑で行けるのかも含めてこんな感じで進めてみた。

飛行機の両翼に付いている緑信号と赤信号をイメージして、左ハンドルは緑、右ハンドルは赤とした。

分岐側は熱収縮チューブが野暮ったくなるのでドロップバーのケーブル固定やバーテープ巻き終わりの仕上げで愛用する「3M スコッチ 電気絶縁用ビニルテープ 117 黒 19mm×20m 117 BLA 20 (10)」を用いた。

下ハン側は熱収縮チューブを設置しライターで炙って固定

完成

あえて回りくどい配線にして毛細血管感を確かめる

普通ならDi2のコネクタ付近で二股に分けていくのだろう。

毛細血管感のフィーリング、将来的に途中分岐の奇行や接続をコネクタ式にしたり色々考えてこんな感じになりました。

上ハン側のポジション、いい感じですな。押しやすい。
スプリントしないので下ハンスイッチ

バーテープとスイッチの飛び出し感も良い感じ。

飛び出しすぎていると触れるだけで意図せず変速してマジで危ない。

試走が楽しみですな。