SPEEDPLAYファンとしてSPEEDPLAYを振り返る
SPEEDPLAYはその極まった設計故にペダルを買い換えるという状況はほとんど発生しません。
ゴミやホコリが入りやすい点が欠点ではありますが、グリスガンや100均の注射器で真っ黒になった古いグリスを押し出すアクティビティ、これが楽しかったりします。
何もメンテせず内部が朽ち果てた場合は別です(実際にノーメンテでガッタガタになったものをもらったことがあります、修復不能)が、極まった設計で進化せず買い替え需要がほぼ0です。
クリート販売で儲けるしかないわけですが、残念なことにクリートがとにかく高額です。
滑る・削れる・ゴムカバー買う、クリート買い換えるローテーションも、ウォーカブルクリートの発売で一瞬売れるも、そのウォーカブルカバーが薄く速攻朽ち果てる始末。そしてまた高額。
SPEEDPLAYをやめていく人続出、ランニングコストが高すぎる。
どっかのアメリカ人あたりが作った「keep on kovers」という画期的なクリートカバーが秀逸&1,000円以下のびっくり価格でクリート保護を維持し、カバーをたまに買い換えるだけで、クリートはほぼ死ななくなり、SPEEDPLAYブランドが衰退していきます。
SPEED PLAY再浮上の最終兵器とされたアメリカあたりのベンチャー企業が開発していたSPEED PLAY用 POWER METER(開発中の写真だと確か靴に電池を付けていた気がする)がありました。
しかし、
GARMINが完成間近に買収して、程なくしてGARMIN VECTER 1を発売してしまうわけです。
その後SPEEDPLAY自体がWAHOOに買収されます、2020年にペダルかパワーメーター出てたら買ってました。
WAHOOを買わず10年ぶりに中華チタンシャフト&プレートを購入
本題です、

2012年「TAIWAN TITANIUM(偽チタン)」の購入から10年ぶりにSPEEDPLAY用のチタンシャフト買いました。10年前と値段感は一緒です。
今回はチタンプレートとチタンボルトも買ってみました。

決め手となったのはチタンシャフトのトップにチタンボルトが付属してる点です。
トルクスネジが嫌で、ステンレスのプラスネジで代用していたらロックタイトに負けてステンレスネジが滑ってしまう経験があり、とにかく硬いネジが欲しかったのです。
AliExpressのSPEEDPLAY用チタンパーツの重さを測る


0.1gレベルで計測できる秤で20.0gとピッタリなのはかなり熱い結果ですな、工作精度が高くないと重さも形状もバラツキが出るのでかなり評価が高く期待できそう。

SPEEDPLAY純正のステンレスパーツの重さを測る

自転車で50gはなかなかのアドバンテージですな。
ステンレス:105g – チタン:56.2g = 48.8g。

汚れやロックタイトのカスが着いているものの、チタンは半分近く軽くなっている。
ステンレス:35.2g – チタン:20.0g = 15.2g。
汚れやロックタイトのカスが着いているものの、ボルトもチタンは半分近く軽くなっている。
ステンレス:5.7g – チタン:3.2g = 2.5g。
「SPEEDPLAY純正ステンレス」と「AliExpressチタン」の重量差
ステンレス:145.9g – チタン:79.4g = 66.5g。
約46%の軽量化に成功した感じですかな。GOOD(・∀・)!
付け替え

片足3個、合計6個のベアリングを日本製に交換してあります。精度が高いのが特徴。
↓昔作った動画があるので、気になった人は見てみるのもアリです。ばっちり動画も当時のTAIWAN TITANIUM(偽チタン)シャフトですね・・・
組み立て


金属バフを転がしてみたけど、新品みたいには持っていけそうにないので速攻ストップ。。




チタンパーツに換装完了!その重さ140.4g!!!!


チタンプレートとボルトの重さを鑑みても、10年前に買った偽チタンシャフト、削れてしまうチタンぽい謎合金は重いですな。
試走&まとめ

購入した業者の製品は、他と比較して高額なものを選んだためか品質は良さげですな。
WAHOO版の所有欲はいまのところ0。あと10年はこいつで行ける、樹脂が朽ち果てて終わるころに検討・・・
今のところガタもないし、あとは削れてくるかどうかを使いながらウォッチしていきます。
ペダルを回す時の軽さが良いです。