突然の告知が届くイカれた仕様

「あなたとエネパ」がサ終へ

「あなたとエネパ」がサービス終了の通知が、まさかの書面で届くといった状況から日本のIT知恵遅れ&デジタル知恵遅れが顕著に垣間見えて、これまさにいよいよな時代になってまいりました。

IoTなんか話になってません。
個人的にはすべてi-modeのせいだと思っていますが今回はi-modeの話ではありません。

エネファームが家のネットワーク(LAN)を介して「発電」「床暖房・風呂の機器操作」「使用量」「状況の通知」等がスマホで確認や操作が出来るIoTなサービスアプリです。

これが突然「あと2ヶ月で辞めまっす」って来たわけですからまあ驚きました。

おせっかいな会話形式の機器操作、無駄なアプリ感、無駄なエンタメ機能、エネファーム本機操作に繋げるまで20秒〜30秒毎回要するグダグダ感で基本的にストレスしか溜まらないこのアプリで便利なところは以下2点。

  • 外出先からエネファームのお湯が溜まりそうになったときに通知が来て風呂にお湯を張れる。
  • 外出先から床暖房を操作して予め部屋を温めておける。

この2点はエネファームを入れて良かったと思いました。

便利だが不便もありあまり使わない

入居時に東京ガスの人が何人か来てたので言ったのは「栓が閉まっているか判定する機能を足すべきだ、風呂釜やとやらないとだけど頑張ってほしい、なんなら私やりましょうか」みたいな提案。

話半分で聞かれて終わったけどユーザは切実だったりして、風呂の栓が閉まっているかどうかを確認する術がなく、何度か栓が開いたままお湯を垂れ流しにすることが発生。

またイケてないのがエネファームのお湯がカラになったところでエラーを吐くというクソ仕様。なんリトル入れて循環する穴に水が到達してなかったら止めるとかもなんにもない。

床暖房も付けっぱだからなんだってこともなく一定水温で勝手に止まり部屋が冷えてなければ延々と床を加熱することもない。

何一つ改善やスリム化をしていない

この3年間、アプリは何一つ改善をしてこなかった。

どうせ死ぬからなのか、金を掛けられないからなのか運用コストを垂れ流しにするだけで改良・改善は一切行われない感じですね毎日見ている人間としては。

せめて光熱費自由化の鼻薬に靡かなかった人は救済してほしかったもんです、

アプリの見た目も仕様もイケてなさすぎて月額運用費払ってまで使いたいとは思わないってところもあります。

無駄例、TOPがスッカスカ

イケてない例はほぼTOPに集約されてて、このムダ空間を操作パネルや発電進捗とか下のメニュー1画面でまとめろよって思うわけです。

これでなにか操作しようものなら20秒〜30秒エネファーム本機と接続に時間要するわけだから、何をするにも遠いし遅い。

なんかね、i-modeって感じがするしイケてない銀行寄せ集めてできた合併銀行のATMって感じがする。

頑張ってる姿をドヤ顔でアピールするコミカルな図柄、マジで無駄です。2日で飽きる。

権利情報見ると難しそうだけど、エネファーム操作できるソースなんだかAPIなんだか技術情報がほしいですな。

エネファームのアドバンテージが0に

この下にエネファームのコスト感の話とか損得の話が書いてありますが

IoT面のフォローがなくなると、いよいよ何が便利で何に得してエネファームに投資したんだっけってなるわけです。

しかも10年保証で3年でサービスが終わるとかなかなかのイカレっぷりです。

残りの7年間は操作しづらいパネルで頑張って情報を見に行き、操作しづらいパネルまで出向いて機器操作をする羽目になるわけです。

なかなかの仕様劣化ですぞ。。。


以下、思い出コンテンツです。

差額が大して変わらないと言われて契約したエネファーム

設計やシステム検討段階でのセールストークで「エコジョーズが85万円でエネファームが実質100万円です」と言われて選択したエネファーム。

国から50万円、区から10万円だったかのエコに対する意識的な補助金が当時存在していて乗っかった感じでした。

エネファームの設備自体が160万円だったので、実質100万円。

あとになってエコジョーズ自体はくっそ安い設備だということを知ることになりますが・・・

エコジョーズとエネファームが仮に15万円差だったとして元が取れるのか?

エネファームが稼働する期間は10年間。

期間が過ぎるとメインの機能である発電&湯沸かし機能を停止して、ただの巨大な湯沸かし器に変身を遂げ死ぬまで巨大な湯沸かし器として働き続ける。

設備代

設備金額:15万円÷10年=年間15,000円の差額

発電機能は700W/hと、仕様上は常時稼働している生活家電が賄える程度の発電力。

どこでも言われている「非力で話にならん」というのもごもっともであり、時代的にもっと頑張れそうなはずなんだけど東電がブチ切れるか政治家か天下りがゴネるのかゴネてこんな仕様になってしまったのか「凄い時代になったとはお世辞にも言えない」感じです。

燃料代

発電しながらお湯を沸かすという一石二鳥というのだけど発電をするためにガスを使う。

発電が止まっているときや700W/hを超えた電気代や発電量が調整されて溢れた電気代、お湯が溜まっていないときの給湯のガス代は別にコストが掛かる。

ついでに作っているように見えて、ガンガン光熱費を消耗している不思議な感覚に陥ります。

なんか得していない感じです。

稼働面

計算するのに厄介なのが365日24時間フル稼働しているわけではないという点。

発電を止めるタイミングは「27日に1度の強制メンテ時」「貯湯タンクにお湯が満タン時」「気分のプチメンテ時」

そもそも省エネ体質の性格だと得しているかどうかは分からない

ドヤレポート画面::4年目に突入したエネファーム

過去3年間に31万円分発電に寄与したと宣言していたので、年間で約10万円分発電したということになります。

1kWhあたり27円で設定していたようです

10年で100万円分発電をする予定。

だけど、100万円発電するのにガスはどれくらい使ったのか?30万円?50万円?80万円?100万円?

試算や正確な金額を出すのは燃料費の変動とか家の状況も含め複雑で困難、少なくとも発電にガスを使用しているので100万円分働いたとは言えません。

体感でエネファームで得した、良かったと金額面での実感は薄いです。

操作パネルに表示されるドヤレポート画面で森を救った、木を何本救ったとか見ても実感が薄く。

要は、いくら発電していくらコスト使ってエネファーム使用する、使用しないで差額を出してほしいわけで。

そんなことできないでしょう、そもそもエコは偽善行為で自己満足の世界、特はしてない。

特をしていたら日本中の人が取り入れるでしょうよ。

感覚的な実測

矛盾した表題だけど、ここ3年間ガス・電気の使用量・料金明細を比べると・・・

マンションでノンエネファーム時代にガス代:8000円、電気代:8000円。

引っ越したあとのエネファームだとガス代:12000円、電気代:4000円って感じです。

こうなると、設備代盛った分損をしていることになります。

エコジョーズとエネファームの差額

適当に検索で出てきた価格を比較すると・・・

エネファーム:960,000円
導入時の定価だと160万円、高すぎて頭悪いと国民に言われて企業が仕方なく頑張ったのかな・・・

エコジョーズ:100,000円(ヨドバシ)

安売りの差額で約90万円。。損をしているイメージしかないですな。

お得ですよというのはセールストークでそもそも得をするなんてカタログに書いていない

エネファーム床暖房が出る前のモデルなのでちょっと違うけど、そもそも安くなるなんてカタログには書いていない

ついでに何かをしてくれるだけですが何か?というカタログ情報に対して、打ち合わせでは補助金出るし光熱費下がるし便利だしWINWINWINですよみたいな情報が脳裏に焼き付いているからでしょうな。

太陽光の売電価格の下げとか含めて消費者とか大企業いじめて楽しいのかな国は。