この話のオチ

  • 20年前から『ボルネード』サーキュレーター愛用者だったD140が?
  • 「ACモーター」「メンテ性」「うるさい」を理由に「DCモーター扇風機」の謳い文句「上下左右首振りでサーキュレーター代わり!」に騙され使い続けていたが?
  • ある日突然、リビングも寝室も空気が回っていないことに気づき苛ついて『ボルネード』を買って『空気が走る感覚を再認識』して最高だと云う話

『似非サーキュレーターのDCモーター扇風機』が仕事していないことに気づく

雷´∀`)ノ キャストオフ!

コロナでフルリモートで仕事をし続け、オフィス回帰があり、数年ぶりに「家⇔オフィス」の二面環境となって数ヶ月が経過したある日、あることに気づく。

家の部屋、空気回ってなくないか??

上下左右に首振りして、サーキュレーター代わり!部屋の空気が循環する!静か!エコ!とかなんとか言って買ってみた15,000円〜30,000円もするDCモーター扇風機が数機リビングや寝室でクルクル羽根を回している。

結局ただの扇風機で強風で凄くうるさいDCモーター扇風機
加湿器とサーキュレーター代わりになると謳われたDCモーター扇風機で拡散を期待するもまるでダメ。。

なんだかんだで広い部屋は最強モードにしないと扇風機として機能しないし、羽根の風切り音でクッソうるさいし、最強モードでも空気循環しないし、エアコンの効きも悪いし・・・・・・・ということに・・・・気づいてしまった。

『ボルネード』を愛し『ボルネード』を忘れる

話は一旦過去の話。

一度きりの就活において面接開始5秒で人生を全否定されて入社が決まったプロダクション。

そのオフィスに置いてあったのが『ボルネード』。

オフィス内に点在していた巨大な観葉植物用の腐り防止で日比谷花壇の薦めで導入したのか、はたまたデザイン事務所で舶来品+デザイン性+機能性の空調補助機器としてたまたま居たのか、よく分からないがとにかく置かれていた。

見たことのない独特の筐体、当時の日本の家電で存在しないグレートーンの本体、中央に赤いVロゴ、そして風切り音が地味にうるさい『ボルネード』。

当時住んでいた部屋の間取りが「縦に長い+エアコンが1機しかない」ので、循環系の扇風機をいくつか導入して凌いでいたが、エアコンから遠いところが涼しくなることはなかった。

離職後、何年かして2004年〜2006年の間あたりで『ボルネード』をふと思い出して導入。

VORNADO 180C サーキュレーター ACモーター
おそらく ネット情報から VORNADO 180C(ボルネード 180C)であると思われる。

舶来品の影響か、家電量販店で売ってない影響か、ものすごく価格が高かった記憶がある。

ちなみに、2023年まで『ボルナド』だと認識して『ボルナド』と呼んでました。。

いざ導入してみると、今まで届かなかった場所に空調が行き届き快適になった。

一方で低く図太い風切り音や動作音が気になった。

部屋は汚いが、ボルネードはまだキレイな時代

ACモーター故の3段階しか選べない風量(扇風機あるある)で弱・中・教の『弱』でもなかなかの風量と風切り音だった。

2011年の大震災で部屋がガッタガタな状態でも『ボルネード』は鎮座(どこ向いとんねん)

そして、ホコリが羽や本体に付着しまくる割に、分解が難しくメンテナンス性が異様に悪い。

Google Photo最高!よく残ってた!

Google Photoで2015年11月に最後の写真を見つけた、おそらく部屋の間取り的、小さな子供の存在などで出番が減ったり、上記の要因(ACモーター・メンテ性・うるさい)で廃棄が決まったのだろう。

10年以上使用したってのもあるが、特に右下の単体の写真は油を含んだホコリが取れなくて廃棄直前のラストショットだろう。

そして2016年〜2023年まで『ボルネード』というブランドや製品が想起することはなかった。

サーキュレーター難民

話は戻り、『相当金を掛けて導入したサーキュレーターと思い込んでたが、実際は全く仕事をしていなかったDCモーター扇風機』から『本物のサーキュレーター』を探さないと行けない。

マジで気になって仕方ない。

とりあえず、家電量販店に走る。

あえてサーキュレーター現物の写真を避けてはいるが、アイリスオーヤマだのドウシシャだのヤマゼンだのが売り場を埋め尽くし、しかも小型、上下左右首振り、上位グレードは15,000円〜20,000円近くするものもあった。電源を入れて動作チェックするも、サーキュレーターとしてなんかしっくりこない

バルミューダのグリーンファンも、ダイソンも結局扇風機なわけで、空気の循環を目的としていない

昔使ってたサーキュレーターは『空気銃みたいな筒状の風が、おぞましい力で吐き出され、空気が走っているような感覚』だった。

走っている空気が、壁や天井に跳ね返り、どこからともなく空気が降り注ぐ、空気が通り、身体や肌になんとなく風が流れてくる不思議で独特な感覚だったな。

そいいや、昔グレーのやつ使ってたな・・・あ?

『あ、ボルナド!!!!』

と思い出す。

でも、当時40,000円だか50,000円くらいした感覚があり高かったなぁ、いまも手が出しづらいかなと思いスマホで調べると、意外と低価格で売っていることが分かった。

『ボルナド』改め『ボルネード』選定

まず、絶対に失敗したくない。

  • 3〜4段階の切り替えしかできないACモーターモデルは避ける。如何に新型だろうがデザインがカッコよかろうが、コスパが高くても選択肢から排除する。
  • 大は小を兼ねる、部屋が狭くても大きい方を選択する。
  • メンテ性が悪ければ『ボルネード』を買わない。
  • 最新型を買う(2020年以前のものはできるだけ買わない)

この条件から導き出されたのは『633DC-JP(中国製)』と『610DC2-JP(米国製)』の2択。

ボルネードサーキュレーター検討比較  633DC-JP VS 610DC2-JP

選択肢の決め手は1つ『ACアダプター』or『コンセント』の違いのみ。

メンテ性がネジ式(633DC-JP)か爪式(610DC2-JP)は前者が安全で有利だろう。
双方、DCモーターで風量は無段階変速、製品登録で10年保証としっかりしている点が良いと感じた。

『ボルネード』を3つ買う

ボルネードサーキュレーター 633DC-JP(中国製)
ボルネードサーキュレーター 633DC-JP(中国製)

実際は4つか5つ買っても良いくらいの勢いだった。

ボルネードサーキュレーター 633DC-JP(中国製)を2台投入
最低限必要な2台が先着。

まず2台買って、当時の感動を再認識して買い足そうとしたら家族に止められて+1台で着地。

ボルネード 633DC-JPの外箱開封、無駄がなく、合理的。

無駄のない梱包は大好きで、未だ日本の家電製品はうっすら発泡スチロールを介したり、隙間をとにかく埋めようとするダンボールか、ダンボール素材の型があったりと無駄が多い。

ボルネードはその辺がほぼなく、とりあえず抑え込んでるざっくりした梱包が好印象。

収まりがダイレクトで良い。

一番保護すべきところが分かっていて、最低限のダンボールの筒がしっかり抑えているのが分かる。

ボルネードサーキュレーター 633DC-JP正面画像
633DC-JPを開封

ロゴもデザインもシンプルで良い。2.3kgは重いかと思ったが、ほんとに2kgある?ってくらい軽く感じる。

ボルネードサーキュレーター 633DC-JP後面画像、安全な取手が便利!
あまり触れられていない『キャリーしやすさ』

『ボルネード』販売する代理店の方は、向こうから来た特徴をまんま出すのではなく、載ってない実用時の利便性を押し出すべきだと思う。

『ボルネード』買うときに、どうやって持ち運ぶの?片手で持ち上がるの?両手で抱えるの?が最後まで分からず、製品が届いてから、どう見ても安全極まりない取手用のくぼみがあるのね?ってやっと気づいた感じである。

まとめ

やっぱ本物だ。最高だ。

全然『ボルネード』の歴史に興味なくて、扇風機メーカーがうっかり出しただけのものかと思ったら、すごく深いものがあることにこの歳で気づくことになります。

『ボルネード』ヒストリー(特に動画が良い)

使った感じは、やはり不思議でどこからともなく風が降り注ぐ、通り抜けて身体に触れていく感覚。

中華メーカー、国内メーカーも似たようなサーキュレーターを謳うものは多数あり、付加機能で勝負してくる中で『ボルネード』は、

壁に風当てときゃなんとかなる

スタンスを貫き、圧倒的にシンプルなデザインと機能のみで勝負している。

もっと家にあっても良い。ハンディー、USBの超小型が生まれれば、むしろ企画書作って提案したいくらいだ。

自分に向かってくる病原菌をうっすら追い返したい。

コロナ5類で、マスクも自由で、オフィス内気軽に風邪だの新型コロナを患いくしゃみ、咳してるのが多くてストレスが溜まっている。

その辺で売ってる中華ガジェット的な小型扇風機だとなんかイマイチと感じる。

いまのところ、エアコンの効きも良くなり、扇風機かエアコンの前しか風が吹いてなかったが、

『どこからともなく風が身体に当たり良い感じ』というのが家族の感想だ。