本家が消したので備忘録的な投稿。事情があって預かったROVAL CLX64のホイールがゴリゴリと全く回らない事案に遭遇することになった。ワイズロードで交換したと言われたが、よくよく聞くとワイズでセラミックスピードのベアリングを買って自分で交換したとのこと。このままじゃ誰も走れない、検索すると得意げに出てくる記事や動画は100%リアホイールのフリーハブ外ししか出てこない。これはなんとかしなくてはのキュレーション詐欺ギリギリのラインを攻めるフロント編。

ベアリング清掃、交換

ホイールの長期にわたる使用で、ハブのベアリング交換や清掃が必要となった場合、DT240Sのハブは、分解可能です。
今回、分解、組付け作業を行ってみました。
この作業は、専用工具、専門知識が必要となりますので、作業はお近くの日本正規FFWDディラーにご依頼頂きますようお願いします。

(納期、工賃はディラー様へお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。)

まず初めに必要な専用工具は

DT TOOL
②HXTXXX00N5024S  Short installation tool (15/28X35mm)
③HXTXXX00N5026S  Seal installation tool (15/36X10mm)
⑤HXTXXX00N5027S  Ring nut installation tool
⑥HXTXXX00N5001S  Park Tool axle holder
⑦HXTXXX00NSG20S  DT Special grease
⑧HXTXXX00NMG20S  Multi-purpose grease
⑨HWTXXX00NTKRAS Tool kit for front readial(pos.9)

フロントホイール分解

DT240Sフロントハブ 分解方法

1 ⑥の工具を万力で固定する 

2 ハブキャップを工具⑥で挟み、ホイールを引き上げる (強く挟みすぎないよう注意)

3 ⑨の工具を使用してシャフトを打ち出す。

4 打ち出したシャフトからベアリングを外し、再びシャフトをハブに差し込み、⑨の工具を使用して反対側のベアリングを打ち出す。

フロントホイール組み付け(DT240Sフロントハブ 組付け方法)

1 ⑨の工具を万力で固定し、ベアリングとシャフトをセットする。

3 ホイールはそのままで、反対側のベアリングをセットし、上から⑨の工具でベアリングを打ち込む。

4 ベアリングを打ち込んだ後、⑧のマルチパーパスグリスをシャフト、ハブの内側に塗る。

5 左右のハブキャップを手で押し込む。

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自転車,

Last Update: 2019-05-29